第8回全国大会【アニバーサリー部門】《瀬川由馬先生審査員特別賞》渡邊 慈子様
渡邊 慈子様
この度は素敵な賞をいただき誠にありがとうございます。 私は幼稚園時代にピアノを習い始めました。 小さい頃は身体が弱く、入院をした時にナースコールのエリーゼのためにを聴きました。幼いながらにそのメロディーに聴き惚れ、ピアノに興味を持ちました。
また、通っていた幼稚園の園歌がトルコ行進曲をアレンジしたものであったことから、先生が奏でる伴奏に惹かれて私も弾けるようになりたい!と思い、それから大学卒業までずっとピアノを続けました。
社会人の今は、なかなか練習の時間が取れないことも多いですが、『継続は力なり』の座右の銘のもと、コツコツと自主練習をしています。
学生時代は、動画制作やラジオパーソナリティ、パイプオルガンの演奏、ミスコンテストの出場など様々なことに果敢に挑戦をしました。ミスコンテストでは、長年続けてきたピアノを評価いただき、パーティやコンサートでピアノの演奏の機会をいただくこともありました。
社会人になり、現在はエンタメ業界でお仕事をしています。
感動やワクワクを届けることの魅力を目の当たりにし、自分自身もまた一表現者としてピアノに本格的に励みたいと思うようになりました。そして、見つけたのが『ブルーメンシュタインピアノコンクール』です。コンクール出場という明確な目標ができてから、日々の生活がより生き生きと輝くようになりました。
今回は2年目の出場で、ラフマニノフの生誕150周年記念に、前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2 「鐘」を弾きました。コンクールでは、多種多様なバックボーンを持つ方がピアノを通して作品・そして自分自身を表現していて刺激をたくさん受けます。
審査員特別賞として名前を呼ばれた時は、本当に嬉しく夢のようでした。素晴らしい演奏をされる方が多数いらっしゃる中、印象に残る演奏でしたと先生から講評をいただき、大変光栄に思います。
これまでピアノを続けてきて良かった!と心から感じた瞬間でした。これからもピアノを続け、より自分の理想像に近づけるよう精進してまいります。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。