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第7回全国大会【大人部門/上級】《寿明義和先生審査員特別賞》《優秀賞》笹田亜麻子 様

笹田 亜麻子 様

この度は、身に余る素晴らしい賞を賜り、誠にありがとうございます。
大変響きの美しいピアノと会場で、事務局の皆さま、参加者さま、お客さまの温かい雰囲気の中演奏させていただきましたこと、今後の糧となる講評をいただきました審査員の先生方、ご指導くださっている先生、心の支えである家族や友人に、心からの感謝を申し上げます。

寿明義和先生より”昨年演奏したショパンとは違う、ベートーヴェンらしさ“を御評価いただきましたこと、私自身も、いかにベートーヴェンらしさを表現するかを常々意識し、試行錯誤しておりますので、嬉しさが一層増しました。
今回は思い入れのある悲愴ソナタ第1楽章を演奏いたしました。

小学生の時に第3楽章を練習し惚れ込み、全楽章を演奏したいとの夢はいつしか忘れ去られ、27年間のブランク後、5年前にピアノを再開しました。40年近くの歳月を経てようやく、悲愴全楽章を学びつつあることに、大きな意気込みを感じております。いくつかの大きな悲しい経験もございましたが、“深い悲しみは時間薬では解決しない。悲しみを受け入れ、それでも、前を向いて立ち上がろう。人生の最後に”生きてきて良かった“と思えるように。”と私の心の底からのメッセージを、悲愴の演奏に込めているつもりです。

普段は内科の診療を行っています。音楽には、医学とは異なる形で、人を健康に、幸せにする大きな力があります。ピアノ、音楽と、一生友達でいられますよう、心身の健康に気を付け、生涯を通して研鑽を積んでゆきたく存じます。
この度は、誠にありがとうございました。

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