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第5回全国大会【大人部門/初級】《銀賞》吉田 亜矢 様

吉田 亜矢 様


この度は、初級 銀賞をいただきまして、ありがとうございました。また、コロナ禍において大変な中、感染対策を含め、たくさんお気遣いいただきながら、コンクール運営、開催をしてくださった皆様に感謝申し上げます。

このコロナ禍で、歯科医師としての私を取り巻く環境は大きく変化しました。


以前は私のクリニックの待合サロンでは、定期的にさまざまなジャンルの演奏家の方にお越しいただいて、患者さん方と音楽会を楽しんできました。しかし、感染予防の観点から叶わなくなりました。
また、自粛期間を含め、個人的にも、院長という立場的にも、診療以外はほとんど人に会わない生活となりました。


しかし、コロナ禍が半年過ぎたあたりに、単調かつのっぺりとした生活に嫌気が差して、「このままで自分は良いのか?」と自問自答し、導き出した答えが、25年振りのクラッシックピアノ再開でした。


実家からピアノをクリニックへ運び、目標があれば頑張れるだろうと、コンクールを探して出逢ったのが、「ブルーメンシュタインピアノコンクール」でした。予選は再開後3か月の時期ではありましたが、勢いにまかせてコンクール受験の申し込みをし、それからレッスンをしてくださる先生を探しました。(順序が少しおかしいのは、いつもの私です(笑)


ピアノと向き合う時間は、幼かったころ(やらなきゃいけなかった時代!?)と違い、私の日常に色彩をよみがえらせてくれました。


思うように動かない指、情けないほどに譜読みが遅くなっていた自分に、イライラしつつも、1曲1曲仕上がるたびにそれぞれの曲に愛情が湧きました。
音楽って、ピアノって楽しいんだ、とこの歳になって知りました。
未熟すぎてド緊張してしまい、本番ではなかなか思うようには演奏できないのですが、これから先も、毎年挑戦させていただきたいと思っています。


継続は力なり。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

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