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~ブルーメンシュタインピアノコンクール~

お知らせ

第2回スクリャービンと酒井健治のピアニズム終了いたしました

2017-03-30:お知らせ

ピアニスト伊藤憲孝先生による「スクリャービンと酒井健治のピアニズム」全2回が終了しました。
第2回目の「調和と破壊の彩度」では音には色があるのか、作曲家がこだわった色についてを伊藤先生の演奏旅行での楽しいお話しを交えながら、第1回同様濃く面白い興味深い内容でした。

皆さん日々ピアノと向き合う時、何百年も前の作曲家の残した楽譜と睨めっこし、現代に残されている様々な情報を書物などから引っ張り出し、少しでもその曲の作られた経緯を知り、作曲家の想いをその音楽の中で再現しようと取り組まれているのではないでしょうか。たまそういった謎解きのように隠されたものを紐解いていくのがクラシック音楽を演奏する1つの楽しみだったりもします。

今回取り上げさせていただいた酒井健治さん。
伊藤先生そして代表秋山とは同年代の作曲家です。同じ世代を生きてきた3人が、現在違う形で音楽と向き合いそれをなんらかの形で発信している。学生時代テレビから流れる音楽情報は似たようなものだったり、世界の情勢、事件、青春時代の記憶に残るものは少なからず近いはず。
そして現在進行形で今の世界をそれぞれ違う角度から見て自分の伝えたいものとしてそれを音楽で表現している。
そんな同じ時代を生きてきた作曲家が何を見て、何を思い、どのような音楽を創り出しているのか。ピアニストが何を伝えたいのか。

何百年も前の人からは今となっては真意を聞く事は出来ませんが、今を生きている作曲家、ピアニストからはそれを聞くことが出来るのです。

こんなに貴重な体験が出来るのに、そして現代の音楽を残していくという事も大切な事なのにあまりにも機会が少なく、知らないまま過ぎて行くのは本当にもったいない、残念。

作曲家がいくら良い曲を書いても、それを形にしてくれる演奏家、ピアニストがいないとたくさんの方に聴いてもらえない。いくら良い曲とピアニストがいても演奏する場所がなければ発信出来ない。また重要なのは足を運んで聴きに来てくださる方がいなければ知っていただくことが出来ません。

今回のこのレクチャーコンサートを企画することでブルーメンが出来る事、やりたい事、そして愛好家の方々に知っていただきたい事、が形になったように思います。
なぜこのような一見すると難しそうな、また愛好家の方々に浸透している作曲家を取り上げたものではないのかがここにあります。
これがコンクールを立ち上げるにあたっての大きな3つの想いのうちの1つです。
「音楽家と愛好家を繋ぐこと」
愛好家が知りたいだろう、こうすれば集客出来るだろう。そのような企画はすでにあちこちでされています。逆のパターン、ピアニストが伝えたい事というのは案外少ないのです。どこかで集客のための帳尻を合わすのです。それは運営していく中ではとても重要な事なので否定しません。
ただピアニストが自分の世界を最大限に伝える事のできる場所というものがあっても面白いのでは、と。
一見興味のないフレーズだったとしても、そういった未知の世界に飛び込んでみるのも新たな音楽との出会いがあり思い掛けず心躍るワクワクする時間を過ごす事が出来るかもしれません。
またそのピアニスト、作曲家を知り実際演奏や話しを聞いて共感する部分がなにかしらあるのではないのでしょうか。その良さを理解し、ぜひ今後の演奏活動、音楽活動を応援していって欲しいと思うのです。

次の世代へと良い音楽を伝え残していくのも愛好家の皆様だからこそできる事だと思います。愛好家の皆様の活躍の場はもちろんですが、そういったパイプの役割をブルーメンシュタインでは今後も力を入れて取り組んでいきたいと思っております。

このような小さな事からコツコツと、ですがこの度こころよくお引き受けくださった伊藤先生、酒井さん、そして1回、2回と足を運んで下さり熱心にメモをとり感想を伝えて下さった愛好家の方々、本当にありがとうございました。

またこれからも面白い事を企んでまいりたいとおもいます。