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~ブルーメンシュタインピアノコンクール~

NEWS

新設部門◆ブルーメン部門のご案内◆

2017-07-23:NEWS

◆ブルーメン部門のご案内◆

第2回コンクールより新設される「ブルーメン部門」ブルーメンとはドイツ語で花を意味します。
ブルーメン部門では花をテーマにまだあまり皆様に知られていないドラ・ペヤチェヴィッチの「花の一生」より「バラ」「赤いカーネーション」を課題に取り上げることとなりました。
大変美しい女性らしい曲でぜひこの機会にたくさんの方々に演奏されるようになる事を願っております。
部門概要はこちら
http://bspc.info/summary.html

こちら審査員の安達朋博先生の赤いカーネーションの動画です。
https://youtu.be/6aMy46eX0hc

images (9)ドラ・ぺヤチェヴィッチ(1985〜1923)はクロアチア初の女性作曲家です。ドラは出生地こそブダペストですが、少女時代から1921年に結婚してドイツのミュンヘンへ移るまで、ナシツェのペヤチェヴィッチ伯爵邸を本拠に活躍しました。ハプスブルク帝国領だった時代の名残か、「マリア・テレジア・イエロー」に輝く伯爵邸の本館は現在、ペヤチェヴィッチ記念館とナシツェ市の博物館として公開され、ドラが少女時代から弾き親しんだベヒシュタインのピアノも保存されています。ドラ生誕100年の1985年には別館が地域の青少年の芸術教育の拠点、「ドラ・ペヤチェヴィッチ音楽学校」に生まれ変わりました。作家&ジャーナリストのカール・クラウス、詩人のライナー・マリア・リルケ、女性作家のシドニー・ナデルニーらとのウィーンほかでの奔放な交流は何となく、エッセイストのルー・ザロメ、作曲家夫人のアルマ・マーラーら19世紀末から20世紀初頭の中欧に忽然と現れ、男たちを翻弄したファム・ファタール(魔性の女)の世界を連想させます。産後の敗血症で38年弱の生涯を閉じましたが、交響曲から協奏曲、室内楽曲、器楽曲、声楽曲まで作品番号のついた作品だけでも58曲を遺しました。メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスらドイツ・ロマン派の影響の下に出発、独自の個性を確立する過程でドヴォルザークやチャイコフスキーを思わせるスラヴの色彩を帯び、最後はリヒャルト・シュトラウスやベルクに向かう近代の感性を備えつつありました。ワーグナーにも傾倒していたので、長生きしていればオペラへも手を広げていたに違いないでしょう。